昨年11月の痛ましい同時多発テロから、まだ重いイメージが残るパリ。
観光客が激減という、これまでにない状況に直面していますが、そこはフランスの逞しい精神性で、積極的に挽回をはかっています。
安全対策を強化し、同時にパリらしく自由を尊重。素敵なツアーや、観光客の母国に合わせたおもてなしなど、これまで以上に工夫を凝らしています。
昨日、パリ市のアンヌ・イダルゴ市長と、ヴァレリー・ぺクレス、イル=ド=フランス地域圏議会議長が来日。フランス大使公邸で「パリの今と未来」について講演を行いました。ちなみに、お2人とも女性!
フローラン・ダバディ氏が司会を務め、滝川クリステル氏、華道家の假屋崎省吾氏をはじめ、パリを愛する方々が登場、魅力をお話するというなかなか豪華なイベント。
顔ぶれだけでもフランスの麗しい空気が、会場に充満していました(笑)
印象に残ったのが、未来に向かって進化し続ける、パリの街づくりのお話。
まさに現在進行中の、パリ再生プロジェクトに携わっている日本人建築家2人が、驚くようなプランをお話されました。
お一方は、藤本壮介さん。
ベネチア・ビエンナーレ国際建築展での金獅子賞をはじめ、数々の受賞歴をお持ちで、国内外を問わず活躍されている建築家。17区ペルシング通りの再開発を担当されています。
そのコンセプトは「環状道路の上を浮遊する森に包まれた村」。
えっ〜? 浮遊する森ぃ〜??
どんなものかというと・・・
広い道路の上を渡す形で作られている、柔らかな曲線の大型客船のような建物。
その一階と屋上部分、木々が茂る森になっているんです。中は、保育園から会館、レストランまでありの、まさにヴィレッジ。
たしかに図案によると、森に囲まれた宇宙基地が、空に浮いているように見える〜(笑)
建築物と自然の融合をめざした、持続可能なモデルケースとして注目されています。
もうお一方は、田根 剛さん。
「とらやパリ店」のリニューアル、グランパレでの「北斎展」などを担当された方です。
彼が手がけるのは、庶民的なエリア、13区。
ここで、いまは廃駅になっている1863年築の歴史的建造物、マセナ駅を利用する「メセナ食の循環」プラン。
建物を単なる器としてリニューアルするのではなく、「エコロジカルなバベルの塔」として、生産者と消費者のダイレクトな対話を促進するというものです。
お2人とも、発想の源が「建物」にとどまっていない。
その場で紡がれていく、人間の未来のストーリーを見据えている!
建造物って、未来へ続く、いのちを守り育む空間なんですよね。ついカタチばかり目がいきがちだけど。
古いものを守るとか、斬新にするとかじゃない。みんな繋がっているという視点。
原点回帰で未来的。日本人の精神も感じるし。なんて素晴らしい♫と感動!
多角的アングルから、アイディアを柔軟に取り入れていくパリ、いっそう素敵な街になっていくに違いありません。
これ、ぜひ日本へも逆輸入して欲しい〜(笑)と思ったのでした。
クマのプーさんとフーテンの寅さんに同じオーラを感じませんか? ロンドン大好きな下町っ子、ラジオ番組制作人の私が、日本と海外のビックリやワクワクを徒然なるままアップしています。You're invited !
2016年3月1日
2016年2月11日
ノルウェー映画「ビートルズ」にキュンキュンしたお話
先週末から、北欧の映画を上映する、と〜っても素敵なイベント、トーキョーノーザンライツフェスティバルが、渋谷アップリンクを中心に開催されています。
北欧の映画、日本ではまだまだ観るチャンスが少ないんですが、アメリカやフランスの映画とまた違う、人間味と美しさ、それから哀愁が絶妙に織り込まれています。
ハイテンションになる訳でもなく、ふわっと包み込まれる感触の映画。自然体でなんとな〜く観ているうち、気がつくと自分がスクリーンの世界にすっぽり入り込んで、笑ったり焦ったりしている... 不思議です。
たぶん、日本人の心に共鳴する波長を持っているんだと思う。
「ビートルズ」という、まさに、ザ・ビートルズの曲たっぷりの映画を観てきました。
舞台は60年代後半のオスロ。ザ・ビートルズに憧れてバンドを始めた高校生4人の物語。
音楽に夢中になって、女の子に恋をして・・・かっこよくなりたいのになれない自分に失望してムチャやったり・・・
ちょっと忘れかけてたピュアネスに、私の心が、きゅんきゅんした(笑)
手に入れた「サージェント・ペッパーズ〜」のレコードに針をおとして、4人で顔を見合わせながら聴きこむシーンとか、あーーー青春♫ って(笑)
主人公キムのお母さまが、心の声をラジオに例えるところもフムフムって(職業柄... ^_^;)
ビートルズをキーにした映画って、存在が大きすぎるだけに、逆に創るのが難しい気がするけど、ノルウェー視線からの時代背景と、その中で揺れるティーンネイジャーの繊細な心がじわじわくる! 音楽と一緒に、ココロで楽しめる作品です。
トーキョーノーザンライツフェスティバル、最終日の12日(金)に、もう1回上映がありますー
ご興味ある方、ぜひぜひ足を運んで、胸きゅんしてくらはい〜♪
トーキョーノーザンライツフェスティバル オフィシャルサイトより
トーキョーノーザンライツフェスティバル☆http://www.tnlf.jp/
北欧の映画、日本ではまだまだ観るチャンスが少ないんですが、アメリカやフランスの映画とまた違う、人間味と美しさ、それから哀愁が絶妙に織り込まれています。
ハイテンションになる訳でもなく、ふわっと包み込まれる感触の映画。自然体でなんとな〜く観ているうち、気がつくと自分がスクリーンの世界にすっぽり入り込んで、笑ったり焦ったりしている... 不思議です。
たぶん、日本人の心に共鳴する波長を持っているんだと思う。
「ビートルズ」という、まさに、ザ・ビートルズの曲たっぷりの映画を観てきました。
舞台は60年代後半のオスロ。ザ・ビートルズに憧れてバンドを始めた高校生4人の物語。
音楽に夢中になって、女の子に恋をして・・・かっこよくなりたいのになれない自分に失望してムチャやったり・・・
ちょっと忘れかけてたピュアネスに、私の心が、きゅんきゅんした(笑)
手に入れた「サージェント・ペッパーズ〜」のレコードに針をおとして、4人で顔を見合わせながら聴きこむシーンとか、あーーー青春♫ って(笑)
主人公キムのお母さまが、心の声をラジオに例えるところもフムフムって(職業柄... ^_^;)
ビートルズをキーにした映画って、存在が大きすぎるだけに、逆に創るのが難しい気がするけど、ノルウェー視線からの時代背景と、その中で揺れるティーンネイジャーの繊細な心がじわじわくる! 音楽と一緒に、ココロで楽しめる作品です。
トーキョーノーザンライツフェスティバル、最終日の12日(金)に、もう1回上映がありますー
ご興味ある方、ぜひぜひ足を運んで、胸きゅんしてくらはい〜♪
トーキョーノーザンライツフェスティバル オフィシャルサイトより
トーキョーノーザンライツフェスティバル☆http://www.tnlf.jp/
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